このレビューは、まだThronefall(スローンフォール)をプレーしたことがない方のために、ゲームの概要と個人的な批評を紹介したものです。購入の参考になさる方は、人によって違った楽しみ方、違った評価があることを理解した上で、お読みください。
Thronefall(スローンフォール)は、建設パートと防衛パートを繰り返すタワーディフェンスゲームです。見た目は安っぽいインディーゲームですが、内容的にはThey Are BillionsとVampire Survivorsの良い所取りです。
主人公は王様で、城が破壊されたら負けです。王様の武器を選び、収入源となる家や畑を作り、防衛施設や兵士で守るのですが、戦略が何通りもあり、油断したら負けるゲームバランスも素晴らしいです。
建物の位置と種類が固定ですので、They Are Billionsなどと比較して建設の自由度は低いです。あくまでも、武器とパークとアップグレードによる戦略を楽しむゲームです。
戦闘でも王様を操作します。基本的な攻撃は自動で行われますので、安全な距離から攻撃したり、王が囮となって敵を引き付けたり、操作の8割ほどが移動です。Vampire Survivorsなどのローグライクアクションと似ていますが、防衛設備や味方ユニットがあり、敵の行動も人攻撃と設備破壊とに分かれますので、新鮮味があります。
欠点と言えそうなのは、ステージ数が少ないことです。完成版でコンテンツを増やすことが明言されていますが、早期アクセスではチュートリアルステージを含めて4ステージしかありません。ステージクリアを目指すゲームというより、ハイスコアを目指すゲームなのかも知れません。ハイスコアを目指すと、途端に難易度が上がります。
早期アクセスの段階で良作以上がほぼ確定していますし、最初から(やや微妙な)日本語が用意されていますので、価格の安い早期アクセス中に購入しておくのも良いと思います。
- 暫定おすすめ度 -
★★★★☆